アナタサヨナラテポンポン

古屋敷悠と森宇悠の暫定的ブログです。

第一話みたい

 とにもかくにも、何やら大変みたいですよ。

 

 我々が頼りに頼っていた情報集合体ことトゥイッターさまが、ついについにその延命空しくボロボロになっていく真っ最中であり、トゥイッターの大樹に寄っていた人々が次なる寄合所を探し右往左往する様はまさしくバベルの塔に下された罰のその光景を彷彿とさせ、阿鼻叫喚と混乱のさなか、私はひとり静寂につつまれた薄暗い部屋の中で久しく更新していなかったこのはてなブログを動かしているわけなんですよ。

 

 もうこれはですね、もうこれはロボットアニメの第一話のごとく、混乱と爆撃の中でひっそりと村はずれに忘れ去られていた古の"BUROGU"をこう……「いける……動かせる! まだ俺たちにはコイツがある! 俺ならやれる!」という感じでガッションガッション動かすという、よくわからない清々しさをともなった久しぶりの投稿なんですよ。そういう気持ちでいま俺は動かしてる、このブログを。ブログの書き方を思い出している。

 

 まあ市井でまっとうに暮らしていらっしゃる皆様からしたら、楽しいコミュニティの消失、という意味合いが強くて、どのように時間つぶしをするか、情報共有するか、どうやってネットの大海をさまよえばいいのか、というのが目下悩みの種でしょうが。

 

 私のような、木っ端個人事業主からするとですね、みんながそろって眺めている街の掲示板みたいな情報発信のスペースが失われるというのは結構な痛手でして。……どこでクエスト受注すりゃいいのよ。ええ? どこで号外が配られんのよ? 探し人はどこに尋ねればいいの?

 

 私は東京で小劇場の舞台に立ち始めたのがもうトゥイッターが普及し始めている頃だったので、そのころからもう……12,3年ですか? それだけの間、主にトゥイートのみで出演情報や自分の芝居の情報を発信し、それをつたって観に来てくれたかたや自分を知ってくださった方が応援してくれて今なんとか俳優活動を続けていられる……というような、そういう中でやってきましたんでね。

 これもう未知の世界というか……つまり、まるで、そう、未知の世界ですよ。

 

 これが本当にロボットアニメの第一話だったらば、おろおろする人々がみんな私の動かす”BUROGU”によって導かれて、その結果なんか巨悪(たぶん増税とか地球温暖化とかプロテインの値上げとかを促しているヤバイ組織)を倒したりするんでしょうけどね。

 

 現実はあのう、もうこのさびれた機体をね……動かしていくうちに「あ、そうだ、べつにこれスーパーロボットじゃなくて、ただ村の隅に置いてあったオンボロ機械だった……べつに凄い能力なかった……」って気がついていくっていう悲しい状態になりつつあります。もうこの、あの、全然、混乱する人々は導けないし、なんなら俺がまだ混乱してるっつーね。全然混乱してる。まだわかんない。どうすんの? バカじゃない? こんなよくわかんないブログ動かしちゃってさ。なにこれ。文字ばっかり。全然楽しくない。もっと絵とかマンガとか写真とか動画とか情報商材とか載せなさいよ。

 

 と、そんな風に村はずれに放置してあった耕運機を必死こいて動かしながら、今年の夏もえっちらおっちらやっていくことになりそうです。

 ……という唐突な尻すぼみと、怒涛の投稿後加筆修正(ここまでで数十か所投稿後に直している)こそが我がブログスタイルの真骨頂だと思い出しましたので、以後この通りにやっていくかと思います……。

 

 そんな第一話ですが、今クールも最終話までどうぞお付き合いくださいませね。